カテゴリ:随想( 23 )

2018年 06月 26日

Date ・・・やくそく・・・

f0333031_05343247.jpg
EOS Kiss-M EF-M 15-45mm f3.5-6.3 IS STM


真綿で包んだような小さな棘が

心の奥底にあって

不規則な時間を設定されたタイムカプセルのように

突然疼く。



















[PR]
by peasantry | 2018-06-26 05:44 | 随想 | Trackback
2018年 03月 25日

Under  ・・・ガード下・・・

f0333031_07152973.jpg
Leica M10 Voigtländer SuperWide Heliar 15mm f/4.5 ASPH lll


・・・せみ・・・

セミは7年間土の中で耐えてて、

地上に出て7日間しか生きられない。

初めてその話を聞いたとき、すごく切ないと思ったけど、

今は考えが変わった。

一生が7日分だとしても、毎日が一生分くらい光輝く7日間なら

それも悪くないと思う・・・











[PR]
by peasantry | 2018-03-25 07:21 | 随想 | Trackback
2017年 12月 10日

Pets  ・・・おさんぼ・・・2

f0333031_19381638.jpg
Nikon D850 AF-S Nikkor 50mm f/1.4G



***  宿命  ***

雨が降って水かさが増した川で、

泳げないサソリがカエルに頼んだ、

危害を加えないから、川を渡らせてくれと。

カエルはサソリを背負って川を渡り始めた。

でも、結局サソリはカエルを刺してしまった。

カエルが言った「君も死ぬぞ」と。

サソリは答えた「しかたない、僕はサソリだから」











[PR]
by peasantry | 2017-12-10 05:24 | 随想 | Trackback
2017年 12月 09日

Pets  ・・・おさんぼ・・・

f0333031_19375185.jpg
Nikon D850 AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G


父「人の心の中には2匹の狼が住んでいる」

父「邪悪で陰険な狼と心の温かく優しい狼だ」

子「勝つのはどっち?」

父「お前がえさをやる方だ」



優しい狼にえさをやるのは大変な努力と根気が必要だが、

邪悪な狼はすぐにえさに飛びつくので飼育は簡単



どちらの狼にえさをやるのかは、親が教えて諭さねばならぬ。

















[PR]
by peasantry | 2017-12-09 05:37 | 随想 | Trackback
2017年 10月 10日

City   ・・・晴れやかな昼下がり・・・

f0333031_05415909.jpg
Leica Q (Typ116) Summilux 28mm f/1.7 ASPH


昨日、NHK「日本紀行」の「大峯奥駈道」をみた。

素人の人々が、それぞれの目的を持って、山伏修行で100kmに及ぶ山道を歩く。

人生の困難に向き合い自ら自分を変えようと努力する。

今まで、人とのコミュニケーションを極力避け、

家族にも、部下にも逃げられて、自分の世界だけで生きて来た塗装職人の方がいました。

膝が動かず、歩行が困難になったが、周りの人に支えられて踏破できた。

人は人に支えられて生きているんだと、改めて考えさせられた。



自分のことを考えてみるに、

何もこの世に功績らしきものは残せず、

ただ、平凡に無難に過ごして来てしまった気がする。

もっと若い人たちが、世の中の役に立つことをしており、

このように、山伏修行をしたり、四国巡礼をしたり・・

自分とは何かを探し求めている。

私は、人生のいくつもの分岐点で、その都度つまらない方へ自然と

舵を切って来たのかもしれない。

ちょっと考えさせられました・・・

でも、やり直しはきかないのだ。

自分の人生は自分で責任を取らないと、やりきれないからね・・


















この景観を奪うもの・・
[PR]
by peasantry | 2017-10-10 06:09 | 随想 | Trackback
2017年 10月 05日

Moon  ・・・十五夜おつきさん・・・

f0333031_06472364.jpg
EOS 1Dx Mark ll EF11-24mm f/4L USM


「月に叢雲花に風」と満月に雲は邪魔なもの

せっかくの月が見られない・・というが、

兼好法師はその昔「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」とも言った。

「雨に向かひて月を恋ひ、垂れ込めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し」

ともいう。
f0333031_06444120.jpg
Nikon D850 AS-S Nikkor 35mm f/1.4G


こう思って昨夜のきれいな月を見ていると、

雲間からちらりと姿をあらわし、またすぐ見え隠れする月は

なんともまあ、趣の深いものであることよ。

げに、あはれに情け深し・・・










[PR]
by peasantry | 2017-10-05 07:07 | 随想 | Trackback
2017年 08月 15日

Scene  ・・・映ずる情景・・・

f0333031_05483884.jpg
EOS 5D Mark lV EF11-24mm f/4L USM


ーーー 想うこと ーーー

イレギュラーな夏の日が続いています。

オホーツクあたりで強大な勢力を持つ高気圧が居座り、

太平洋の高気圧と勢力拮抗状態・・

梅雨の気圧配置と同じじゃないか。


だれも努力しなくったって季節は巡るし、

夜は闇を出し惜しみしない。

星もその数を減らすことなく、月は満ち欠けする。

太陽も空に上ることを渋らないし、

気まぐれな輝きを試したりしない。

ここは、無限に豊かで美しく愛すべき場所なのだ。

地球は・・宇宙は・・かっこよすぎやしないか・・。

















[PR]
by peasantry | 2017-08-15 06:04 | 随想 | Trackback
2017年 08月 14日

Hands  ・・・手に手を取って・・・


f0333031_05270427.jpg
EOS 5D Mark lV EF24-70mm f/2.8L ll USM



--- いつか ---

永遠に来ないことはわかっているけど「いつか」に想いを寄せて。

アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーが主演した「Get Away」 という映画の最後に流れる

Richard Marxの歌うちょっと切ない曲「Now and forever

「Until the day the ocean doesn't touch the sand Now and forever I'll be your man」・・

(海が浜辺の砂に触れなくなるまで)、今から、いや永遠に・・私はあなたの素敵な彼でありたい・・と。

この映画、スティーブ・マックィーン主演版のリメイク版でしたが、とても素敵な映画でした。

いゃあ・・男と女っていいよね〜・・と思ったのでした。


いつかはテニスが上手になるよ・・いつかうまく弾けるようになるよ・・

たぶん・・「いつか」は Never come until the day the ocean....








[PR]
by peasantry | 2017-08-14 05:29 | 随想 | Trackback
2017年 08月 13日

Fall  ・・・箱根湯本にて・・・

f0333031_20423659.jpg
EOS 5D Mark lV EF24-70mm f/2.8L ll USM



-- déjà vu --

気だるく湿った空気に満たされた昼下がりの教室の中で、

英語の教師がヒステリックな発音で教科書を読む。

次は、黒板に向かって「関係副詞」と書くはずだ・・

あれっ、この場面はいつだったか経験したことがある。

デジャブ・・

並行世界との交差の瞬間。

こちらのタイムラインと向こうのタイムラインのわずかなズレが

二つの並行世界の交差を生む。

その瞬間、デジャブが発生し、私は向こうの世界へ移動する。

こちらの世界に止まっていれば、幸せなことがあっただろうか?

いや、向こうの世界の方が幸せなことがあるかもしれない。

私は、デジャブの度に二つのタイムラインを行ったり来たりするのだ。





[PR]
by peasantry | 2017-08-13 06:00 | 随想 | Trackback
2017年 07月 20日

Park  ・・・中野四季の森公園・・・

f0333031_05140019.jpg
Fuji X100F Fujinon 23mm f/2 ASPH



          --- わかれ ---


          少し明るい茶色の髪の毛を、真珠のような玉の飾りのついたシュシュで

    

          後ろに小さく一つに束ねたポニーテールが揺れる。

     

          小さく手を振る。


          乗る前に彼としっかり手を握りあい、少し微笑んだ。


          上野駅午後4時。

    

          握った手を離したくないように指と指が離れていく。


          彼女は、ドアのわきに、彼はホームに。


          ドアが閉まる前に、もう行って・・と彼女が言ったようだ。

     

          また二人小さく手を振り合う。


          彼は、少し躊躇してゆっくりと踵を返す。


          彼の後ろ姿が小さくなるまで、じっと目で彼の背中を追っている。


          階段の手前、ふと彼が振り返る。


          二人の表情は見えないが、きっと微笑んでいるに違いない。


          出発のベルが鳴る。


          また小さく手を振って、ドアが閉まった。


          彼女はボックスシートの僕の斜め前に座った。







[PR]
by peasantry | 2017-07-20 05:27 | 随想 | Trackback